紫の翳り

登場人物
 和賀英良(中居正広)
 田所重吉(夏八木勲)

●田所事務所の応接室

  客二人と秘書が出て行くのと入れ違いに、和賀が入ってくる。
田所「まあ、座りなさい」
和賀「(田所の向かいのソファに座り)綾香は?」
田所「はずさせた。たまには男だけで話し合ったほうがいいと思っ
 てな」
和賀「(いぶかる)」
田所「何でうまくやらないんだ」
和賀「(はっとする)」
田所「君ほどの男だ。女の一人や二人はいるだろう」
和賀「……」
田所「男たるもの、たまには息抜きも必要だ。そのぐらいのこと
 はわしも理解しておる」
和賀「……」
田所「綾香にはばれないようにうまくやれ」
和賀「……!」
田所「ただし、スキャンダルはいかんぞ。全てがだめになるからな。
拙くなりそうな時は、まずわしに言え。その時はうまく処理して
 やる。いいな」
和賀「……(納得する)」
田所「綾香には何もなかったと言っておこう」
和賀「!」
田所「それより、今晩あいているか」
  田所、和賀の隣に移る。
田所「(和賀の手を握る)」
和賀「……親子どんぶりはイヤです」
田所「父親はセーフなんだ」

 こんなもの書いといて何なんですが、中居くんに山際淳司さんが「江夏の21球」を世に出すまでを演じてほしいなあ、と思うのでございます。奥様に了承を得て、書いてくださる脚本家はいらっしゃらないでしょうか。

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