歌をうたうな

2007年2月16日
『たけしの誰でもピカソ』ちあきなおみ特集

 「矢切の渡し」
   もとは彼女の歌なのだそう。歌い出しを女と男に歌い分け
   ている。これほど情感溢れる歌とは知らなかった。

 「紅とんぼ」
   たけしさんがオペラだと言った。
   店を畳んで故郷に帰る小さな居酒屋の女将の語り。語り
   かけられる常連客たちの人生までも、見えてくるようだ。

 「朝日のあたる家」
   訳詞は浅川マキ。「朝日のあたる家」は娼館のことで、
   「朝日楼」と訳されていた。故郷を出て、娼館に流れ着
   いた女の話。やりきれない苦さ、望郷の念。

 歌はシナリオであり、歌手は演出家であり役者である。歌は、歌うのではなく演じるのだと始めて知った。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索