その前にひとこと

 ルーレットボウリング、もういいですから!

「スマスマ」スタッフ、ファンの声きいてるぅ?

 さて、「梅安」が出たところで、風が吹くと桶屋がもうかる式に連想をつなげてみた。

「仕掛人・藤枝梅安」→池波正太郎→「鬼平犯科帳」

「鬼平」に木村忠吾という同心が出てくる。古今亭志ん朝のあたり役だったそうな。噺家つながりではないが、吉衛門で鬼平をやると聞いたとき、もし若かったら春風亭小朝なんかいいのになあと思った。

「春風小朝」→「三匹が斬る!」

 殿様(高橋英樹)、千石(役所広司)、たこ(春風小朝)が行く先々で騒動に巻き込まれる道中もの。肩のこらない娯楽時代劇で、評判がよかったのかシリーズ化された。雰囲気が「素浪人月影兵庫」に似ている気がした。

「素浪人月影兵庫」→「近衛十四郎」

 月影兵庫役の近衛十四郎は、松方弘樹、目黒祐樹のおとっつあん。以下は父に聞いた話。
 殺陣を習うために構えたところ、寸分の隙もない。驚いた殺陣師が剣道でも習っていたのかと尋ねると、一度もないと言う。天分とはこういうものだ。
 彼が使う刀の柄は、普通よりも長かったそうだ。

 で、他にも親子を探してみた。

 阪東妻三郎(田村高廣・正和・亮)
 沢村国太郎(長門裕之、津川雅彦)
 伊丹万作(伊丹十三/映画監督ですが)
 堺駿二(堺正章)
 
 飽きてきたので、このへんで。

「阪東妻三郎、長門裕之」→「無法松の一生」

 阪東妻三郎主演の「無法松の一生」に長門裕之が子役で出ている(当時は沢村アキヲ)。泣きべそを松五郎にとがめられ「子どものときに泣かんもんがおるかい!」と言い返すのが妙に印象に残っている。
 この映画にはGHQが軍国主義的だといちゃもんをつけてカットしたシーンが何ヶ所かあった。そのシーンを加えてた復刻版が上映されるというので、駅前にあった名画座に見に行った。併映されたのが「天保水滸伝」だった。あまり面白くなかったのだが、後に「座頭市物語」を見たときに役に立った。

「天保水滸伝」→「座頭市物語」

 子母澤寛の原作は短編だということは知っていたが、読んだことはなかった。物語の中心となるのが「天保水滸伝」だった。あらかじめ見ていなかったら分からなかっただろう。
 物語はやくざの抗争劇なのだが、用心棒で平手造酒という浪人が登場する。演じたのは天知茂。これが、いい! 胸を病み寿命の見えた男の虚無感漂う凄絶な色気がある。

 そう、平手造酒に中居正広。

 平手造酒は笹川繁蔵一家と飯岡助五郎一家の血闘で死ぬ。その最期を美しく凄絶に、そして官能的に演じてほしいと思うのは、人の道に外れてしまうのだろうか。

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