なごり雪
2006年3月13日 会社の帰り道、湿った重たい雪ではあったけど、つかの間なごり雪が降った。
高校3年の時、クラスメートのIさんが
「今 春が来て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった」
とくちずさんだあとで
「こんなふうに言われてみたいわねえ」
とつぶやいた。
そんなこと考えてみたこともなかったわたしには、Iさんがとてもおとなに見えた。
卒業して数年たった頃、突然彼女から電話があった。懐かしいので、クラスのみんなに電話しているのだと言う。その時はおもしろいことをする人だな、くらいにしか思わなかったのだが、この頃その言葉に、人恋しい響きを見つけ出す。
今度はわたしから電話をかけられたら、あの歌詞のような言葉を言ってくれる人が現れたのか、尋ねてみたい気がする。
高校3年の時、クラスメートのIさんが
「今 春が来て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった」
とくちずさんだあとで
「こんなふうに言われてみたいわねえ」
とつぶやいた。
そんなこと考えてみたこともなかったわたしには、Iさんがとてもおとなに見えた。
卒業して数年たった頃、突然彼女から電話があった。懐かしいので、クラスのみんなに電話しているのだと言う。その時はおもしろいことをする人だな、くらいにしか思わなかったのだが、この頃その言葉に、人恋しい響きを見つけ出す。
今度はわたしから電話をかけられたら、あの歌詞のような言葉を言ってくれる人が現れたのか、尋ねてみたい気がする。
なごり雪/伊勢正三作詞より一部引用
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