2006年4月27日
 声は重要なパーソナリティだ。最近特に女性の声が気になる。日本人女性の声は、外国人に比べて甲高い気がしてならない。女子アナといわれる人たちも然りだ。
 ファストフード店に代表される女性従業員の画一的な高い声は、高齢者や聴覚障害者には聞き取りにくいのだという。わたしも最近耳に刺さるようになってきた。音と音の間に隙間があるようなしゃべり方も苦手だ。

 今日の「うたばん」でも、ベテランとラジオのニュースを読むというアナウンサーの声だけが、耳に邪魔にならなかった。各局がどのような基準でアナウンサーを採用するのか知らないが、もっと落ち着いた声の女性をふやしてほしい。今、バラエティに出演している若い女性アナウンサーは、年を経てどのように変わるのか。まさかあのキンキンした声のままでは仕事にならないだろう。深刻なニュースにも適さない。女性に限ってアナウンサーに容姿を求めるのも、差別ではないのか。始めに声ありきではなかろうか。

 中居くんは悪声だ。欲目でいえば、個性的だ。わたしは容姿よりも先に声を憶えた。それほど特徴的だ。アニメーションや外国映画のキャラクター性の強い役のアフレコ向きだと思った。朗読やナレーションにも正直、向かない。声が目立ちすぎるからだ。抑えた低い声がいいとファンの間では言われている。それでも、紙やすりの表面をなでているような感覚が残る。

 彼の声は、容姿のように端正ではない。本人も繰り返し「おれ、声割れてる」と言っている。天は二物を与えない。

 だから、慣れた。彼の声がいいと思ったことはないが、拒否もしない。たとえばどんな声ならいいかと想像しても、思い浮かばない。あの声が中居正広なのだ。あの声だから、中居正広なのだ。

 容姿が変わっていくように、声も変わる。彼が美声になるとは思えないが、きっと人生の色を帯びた味わいが、豊かな響きを加えてるれるだろう。

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