曇っているうえに,寒い．落ち込みはしないが,しみじみ後悔する.

昨日,洗濯をしておけば良かった.

それでも洗濯をし,桜を見に行く.天気が思わしくなかろうが,完徹明けだろうが,追
い立てられるように桜の道を目指す.身の回りの桜はほぼ咲いている.次の休みには
見ごろを過ぎているだろう.１年待ちたくはない.
４月の寒い曇り空の下,方向音痴が見当だけの怪しい道のりを行く.幸い駅前に案内
図があったので確認していると,雨がぱらついてきた.とはいえ,くしゃみの飛沫程
度だし,花屋をのぞいて様子を見る.

様子を見て,買ってしまった.

バイカオウレン２種類
矮小種のオダマキ
ミヤマホタルカズラ

それらを抱えて目的の道へ向かう.
あそこだと眺めれば,花は咲いていなかった.

さすがに電車に乗って帰って,ミスドで遅い食事をして,家で買ってしまったものを
確認したら,同じ種類のバイカオウレンが二株あった.

洗濯物の乾き具合はかんばしくなく,部屋に入れてカーテンレールに吊るし,直しを
たのんでおいたスーツを受け取りにスーパーへ.そこから,植木鉢代わりの食器を探
しに,１００均のある別のスーパーへ.陶器のコーヒードッリッパーを買って,｢フランネル
フラワー｣なる名札の付いた鉢植えも買った.

自分が怖い.自覚のない心の穴を,植物で埋めようとでもしているのか.

つい２時間ほど前に起きたばかりなので，今日がチョッピリしかない．
朝３時頃まで，ネットでパズルをしていた．愚行を犯したわりに，気分が落ち込ま
ない．意外なほど，頭もスッキリしている．

堕落か，心のゆとりか．

後者と見るほうが，前向きではなかろうか．そういうことに，しておこう．

朝，西の空に虹を見た．

昨日は風神のワンマンショーだったが，今日は竜神とのジョイントだった．
雨が，水平に飛んでいた．

吹き荒れ，降りすさんでいる間は明るくて，やんだらドンヨリと暗くなった．
釈然としない．

今週が二日だけだった気がする．３月２９，３０，３１日が今週に思えない．
年度替わりボケとでもいうのだろうか．

人生において，社会人である時間長くなった今，「新年」よりも「新年度」のほう
が，年が改まった感が強い．正月だからといって，身辺に変わったことはない．と
ころが４月の一日になると，あれこれと状況が変化する．

私の職場では，課長が代わり，常駐するようになった．今までは兼任で，本社に常
駐して，月に何回か来るという状態で，不便極まりなかった．

長がいるのに長はいない．そんなありえない職場にサヨウナラ．やっと常識的とい
うか，人並みに戻ったというか．

１年ぶりに，制服をフルセットで着る．
指定のブラウスは，夏は汗を吸わず，冬は風がスカスカ通る．普段は心身の健康の
ためにも，自前のシャツを着ている．ブレザーは重くて肩が凝る．職場は暖かい．
だから，着ない．
創業記念式典のある今日だけ，“正装”の制服を着る．

新たに改まった感をより一層させる．

午前７時半を回った頃から，昼前ぐらいまでの時間，ベランダが危険だ．
手の小指ほどもある巨大な蜂が，唸りを上げて飛び交っている．
昨日，手すりに止まっている姿を見たら，それだけは違っていてくれと祈っていた，スズメバチのようだった．

巣だ．巣がどこかにあるはずだ．どこだあぁぁ！！

低空飛行する米軍のホーネットより，身近な恐怖．
昨日は洗濯物を夕方に干した．

朝，お日さまをありがたがりながら，干したい．


さて，涼しくても汗をかいたりする．
食べ過ぎてもいないのに，腰周りがもったりしてきた．
気分が空を見上げたり，地べたにつっぷしたり．

人生が秋に向かう．心身ともに，鰯雲の空と野分のあわいを，迷走するのだ．

久しぶりの日記は，広島のネットカフェから．

寝台特急富士がなくなってしまったので，宿も取らずに広島に．
ネットカフェで朝を待ちます．
現在，０時半を回ったところ．

暑くてもいい．晴れますように．

１日の日記に，スマップのメンバーに「先輩」などと，失礼な書き方をしました．

彼と，彼のファンの方に，すみませんでした．

今の今まで，気にもしていませんでした．
他人の立場になって物を考えることの難しさを，痛感しました．

風神が跋扈していて，ビウビウゴウゴウとやりたい放題で，怖い．
怖くてうるさくて不安で，しまいには腹が立ってくる．

わたしはビクビクなんかしたくないんだ！

『サムガール・スマップ』を聴いていて，歌えるのにタイトルが分からない．
分からないというか，思い出せないというか，勘違いしているというか．
『ＳＨＡＫＥ』とか『青いイナズマ』とか，ありえないタイトルが浮かんでくる．
そう，なにかスペル，スペルが．脳裏にボヤァっとアルファベットが流れる中，ふいに『！』が浮かんだ．
なぜ『！』．
『！』の前に文字．文字が並んでいるのよ．
霞がかかっていた電光掲示板の流れる文字が，次第にはっきりしてきた．

あ，『Ｐｅａｃｅ！』．

便秘が開通した気分．

そういえば，高校の試験で，『オクタビアヌス』が出てこなくって，答案用紙に『ヌ』だけ書いて，一所懸命その前後を考えたっけ．

東京メトロ銀座線渋谷駅は
地上３階にある

江ノ電に乗りーの，降りて歩きーのしてへとへとになって帰り，
伸び放題の髪を切りに行く．馴染みの美容室の馴染みの美容師
Ｙくんは，わたしがスマップのファンだと知っているので，剛
くんの話が出た．気の毒がっていた．まあ，サラリーマンだっ
たらトラ箱にぶち込んで，酔いが醒めたところできつく灸をす
えて帰す程度だったのでは．
酔っ払いは嫌いだ．うるさいし臭いし汚すし話が通じないから
道理が通らないし暴れるし危ないし．それでも，犯罪というよ
り，失敗だろう．剛くんなので，甘くなってしまうのは否めな
いけれど．
マスコミって怖い．何を目指しているのだろう．どんな結果を
求めているのだろう．かつてのサッチー騒動のときも怖かった．
連日，非難糾弾する人たちは，何を望んでいたのだろう．彼女
に首を吊ったり，飛び降りたり，薬を飲んだりしてほしかった
のだろうか．騒ぎ続ければそうなるかも知れないことは，想像
できた．あの人たちは，想像できないほど鈍感だったのか，想
像できたが気付かないふりをしたのか．
有り体に，死んでほしかったのか．

自分が何をしているのか自覚できなかったり，言ったり書いたり
した結果に責任が取れない人は，ゆめ『言論の自由』とか『報道
の自由』とか口にしないでください．『自由』が死にます．

さて，髪を切る間の暇つぶしにと女性誌を持ってきたＹくんが，
「『拓哉激怒と中居へのＳＯＳ』ですって」と，見出しを読んで
くれたので，「お父さんとお母さんみたいだねえ」と答えた．木
村くんが父親で，中居くんが母親．追い詰めてしまわないように，
ふたりで責め立てたるのは避ける．父親は激しく叱り，後悔と反
省を促し，母親は心の痛みに寄り添う．古き良き時代の家族のよ
うに．
厳しい父も，聡明な母も，誰よりも気持ちが分かるであろう先輩
も，一緒に謝ってくれた親友も，帰りを待っている．早く帰って，
散々にいじられネタにされ，以前とは違うけど以前と変わらない
剛くんでいてください．

腹にハトがいて，
空腹に耐えかねると，
クゥッポウと鳴く．

目が痒い．
鼻がむずむずする．
もし桜の花粉症があるとすれば，
日本一不幸な花粉症だろう．

小田原城のお庭にお住まいの象のウメ子さまは，みかんをさし上げると，御自ら鼻で皮をお剥きになり，房だけを召し上がるのでございます．

垂乳根．

『うたばん』

下から持ち上げようと，正面から鷲づかみだろうと，「ある」ことが前提なわけだ．
わたし？　不可能！

野村邸で中居くんが風呂に入ったというのは　『キススマ』　でのことだっただろうか．記憶がいまひとつ曖昧だ．
沙知代さんが中居くんを　「あなた，ノーブルな顔なんだから，着る物選んだほうがいいわよ」　と，正当に評価してくださったのが，とても嬉しかったのを憶えている．
良くも悪くも，真っ向から物を言う人だと思う．

工場に猫が数匹住み着いている．
課長とＡ氏が早朝に，工場の停電で呼び出され，原因を調べたら，変電所に入り込んだ猫の感電と分かった．

住み着いたままの猫をどうするか．

行政は捕獲しない．民間業者もないそうだ．動物保護法に抵触するのかもしれない.保護する機関はあるようだが，事情があって飼えなくなった場合などに限られているようだ．

誰かが飼い猫だと言い張って保護してもらったとして，その先は？

あれこれ思案して現状でできそうな対策は「忌避剤を撒く」．そんなことしかなさそうだった．

　　　　　　　　　　　　　　　　　＊

アメリカでは新大統領が誕生．
ジョン・Ｆ・ケネディの有名な演説に
「国が諸君に何をしてくれるかを問うな．諸君が国に何ができるかを問え」
というのがあるが，日本に生きるわたしには，次の方が共感できる．

　　　私たちの望むものは　社会のための私ではなく
　　　私たちの望むものは　私たちのための社会なのだ
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岡林信康　『私たちの望むものは』

午前１時過ぎにいいかげん寝ようと，寝室の窓から外を見たら，周りの建物の屋根が白い．
雪か？　雨が降っているのは知っていたが，雪に変わったのか？

それにしちゃ，暖かいね．雪が降ってうれしいのは小学生まで．会社まで歩いて３０分．
困ったね．

いささかゲンナリして寝過ごし，６時５０分頃に慌てながらも屋根を確認したら，やはり白い．道は黒い．積もってはいないようだ．

大慌てで身支度をして会社に向かったが，道々に雪の片鱗もない．職場の人たちにも聞いたが，降っていないと言う．

帰宅して調べたが，降雪の情報はない．

屋根，白かった．深夜と早朝，２回見た．白かった．

白かった

２００４年１月１８日日曜
このドラマが始まったとき，私は精神科の閉鎖病棟にいた．外の世界の誰とも，ドラマの世界を共有できなかった．
５年を経て，当時と同じ日にちと曜日が重なった．ＤＶＤは全て見てしまっているが，１週間に１話しか見られないもどかしさ，１週間したら新たな話が見られる待ち遠しさを，せめて味わいたい．

『砂の器』は，悔恨のドラマである．

何でも持っているサトーくんは，車の運転免許を持っていない．だから外出するときは，自前の自転車を愛用している．今日も，晴天でキンキンに冷える中出て行くのを見て，Ａ子さんが「コーラを飲むなら，外套を買えばいいのに」と憂慮と非難を込めて言った．

サトーくんはメタボを考慮して，ダイエットコーラを日々愛飲している．せっせとコーラを買う金があったら，寒さ対策をしろというのだ．

帰ってきたサトーくんは外套を着ていた．ホームセンターで買ったらしい．見ているこちらもホッとしていたら，１時間かそこらで，袖口のボタンが取れた．

不良品を掴まされたサトーくんは，更にキンキンに冷えた夕暮れの中，ホームセンターまで交換に行くのだった．


『うたばん』初登場時のスマップの皆さんは，色が黒かった．うちのテレビのせいなのか，ＴＢＳのビデオテープのせいなのか．中居，木村，慎吾のお三方はともかく，吾郎ちゃんと剛くんは始めましての気がした．