昨日も今日も寝坊して，そしてストーブが壊れていた．昨日の夜には使えたのに．

扇風機のような形のハロゲンストーブだが，２台一組で買った．もう一台は玄関脇の開かずの部屋にあるはずだ．この間までは，開けっ放しの部屋だったのだが，今は壊れたテレビが扉の前に鎮座ましまして，開かずの部屋になったのだ．

これから寒さたけなわというのに，家の中でコートを着て過ごすしかない．電気代の節約だ．

悲壮な決意で帰宅して，件の扉を見てふと思った．

あ，内開きだ．

テレビを乗り越え，ストーブを発掘！ぬくぬくこれを書いている．

会社では，寒さしのぎの要点をこうまとめていた．

　1．コートを着る
　2．常に動く
　3．早く寝る

このほうが健康的かも．

日付が変わって，一昨日の話になってしまった．

『金スマ』その他とザッピングしながら見た．テレビの良くないところだ．そんな見方で感想というのも後ろめたくはある．実は，前回のテレビ放映を見ている．その時は「Ｌａｓｔ　ｎａｍｅ」ってこういう意味ね，と思ったくらいしか憶えていない．今回は「ずい分，月に好意的なラストだな」というのが一番の印象だ．大量殺人者が，自分が殺そうとした父親に抱かれて死ねる．しかも，彼の犯罪も，表ざたにならない．母親と妹に配慮してのことだろうが，すっきりしない．正義が絶対でない以上，悪も絶対ではない，とういことか．それとも彼に，悪の美学とやらがあるとか．そんなに月は，憎みきれないキャラクターなのだろうか．「結局，権力に魅入られてしまった弱くて哀れな男」とでもいうのか．原作ではもっとはっきり描かれている，松田が月へ傾倒する心情が分からない．
月と同様，弥海砂にも，全く感情移入ができなかった．レムの彼女への執心ぶりが理解できないし，気の毒にすら思えた．頭は悪くても，一途で一所懸命な女はかわいいが，善悪の判別と倫理をわきまえなければ，盲信的で始末の悪いバカだ．私の価値観はときに男に近いものがあるが，こんな女は御免蒙りたい．

感想ではなく，感情論になってしまった．方向を修正する．

月とＬは，対峙はするが対極にいるわけではない．月を悪と位置づけたとして，Ｌが正義とは言い切れない．月が命を弄び，Ｌが尊重するという単純な構図も陳腐だ．月にとって自分の命は他者よりも重く，Ｌにとっては身代わりにした死刑囚と同じ程度だった．そういうことだ．だからＬは，デスノートに自分の名前を書けた．デスノートを始末すれば，自分の死後，同じ犯罪は起こらない．犯罪は無くならないが，人間の尽力で解決できる余地がある．冷静で合理的な分析の結果であり，自己犠牲による正義の遂行ではない．執着したのは事件の解決であり，そのためには手段を選ばない．Ｌにとって，自分も手段のひとつだったのだ．

神になることに執着し，死神に飽きられて名前を書かれた男と，自分にすら執着せずに，自ら死神のノートに名前を書いた男．

どちらも，人間として破綻している．


ところで，原作では記憶を失った月とＬが手錠をしたままケンカをするシーンがある．このときだけは二人とも年相応にバカで，大好きなシーンだ．その際Ｌが月に「わたし　けっこう　強いですよ」．そんな風に言うのだが，どこかで聞いたことがある気がしていたら，『白い影』で倫子が石倉と指相撲をするときの台詞だった．

日常が戻ってきた．朝，食事をして，昼，食事をして，夜，食事をする．決まった道を追い立てられて行き来しているようで，でも手すりが付いている安心感がある．

会社からの帰り道が明るい．畳の目一つずつ，日が長くなるという．最も寒い時季に，暦の上では春を迎える．夜明け前の闇が一番深いのと同じか．

睡眠不足なのに，眠りが浅い．起きているのか夢を見ているのか，分からない．


『仰天ニュース』　長い．

不細工な犬

ぶさいくな犬

ブサイクな犬

………………．

やっと生活が動き始めた気がする．

セツブン草と青花丸葉オウレンが届く．

さて，徹夜をすると回復に３日かかる．
とっとと寝なくてはと思うのだが，『「ぷっ」すま』見ちゃいそう…．

１月６日ニ記ス．


徹夜明けで『私は貝になりたい』を見た．署名を集めるシーンで，一寸記憶がとんだ．更に，腹がぐうぐうと鳴る．こんな状態で見て，映画に申し訳なかった．

とにかく腹を満たして帰り，洗濯物を取り込んで畳で寝込んだ．１７時を回った頃だった．２０時過ぎによろよろ起きて，とにかくリアルタイムの中居くんを確かめたかたっので，『スーパードラマフェスティバル』を見る．１０分ほど堪能して限界が来たので，再び畳の上でマグロ状態に．『悪魔の手毬歌』も勿論見られなかった．

楽しみにしていた番組をなにもかもフイにして，それなのにウトウトと熟睡できていない．これはちゃんと布団で寝なければ，と決心して時計を見たら，４時２５分だった．

２時間後には，夜が明けた．

３６時間起きていて，１２時間眠った．

昨日，『砂の器』２話から４話まで見て，今日，最終楽章まで見てしまった．
で，感想を書こうと思ったのだが，集中力が切れてしまった．明日，レディースデイで１０００円で見られる映画館があるので，『私は貝になりたい』を見に行きたい．これが最後かも知れない．

そんな訳で，感想はまた後．

２００９年が始まって３日が過ぎるわけだが，３４時間眠っていない．
自分の行動の不可解さに，不安を感じる．６回目の『私は貝になりたい』を見に行くのに，交通費をケチるために乗り換え駅分歩いていたら，脳みそが片側に寄った気がした．主に左側だ．

さて，過去５回のうち３回は決壊しそうな尿意との激闘で，１回は睡魔との闘いだった．「鑑賞」と言える状態だったのは，１回だったことになる．
今回，上映開始が１２時４０分だったので，見る前に食事をしようと思ったのだが，セットメニューには，飲み物がつく．飲み物は避けたい．しかし，セットのほうが割安だと分かっていて，単品を注文するのは業腹だ．沈思すれば，腹は減っていない．昼飯時という概念に惑わされてはいけない．
結局，食事抜きが幸して，睡魔は襲ってこなかった．エンドロールのあたりで，トイレからの呼び声が聞こえたが，さほど切迫してはいなかった．

そんな訳で私の状態はそこそこだったのだが，前に座っていた小学生の男子が，あれこれしゃべる．ついには，ラストの「私は貝になりたい」を先に言いやがった．
分からないことだらけで，聞きたいことは多々あるだろうが，上映が終わってから，連れて来てくれたおばあさんに，質問してくれ．

愚痴ってばかりでもない．６回見ても，初めて気が付くことがある．エンドロールの音楽が，ジンタのリズムだった．重いんだけど，ズンタッタ，ズンタッタという．
それから，これは確認．何回見ても，色彩があまり記憶に残らない．四季の風景が美しかったなどの感想を聞くが，記憶が囚人服とプリズンの壁の色に塗りつぶされてしまう．それよりも，池袋のカーキ色や茶色やねずみ色の雑踏の中の，仇花のようなパンパンガールの姿のほうが，印象に残っている．

現在，３５時間眠っていない．

ホームセンターにシクラメンの肥料を買いに行って，かってはいけない物まで買ってしまった．
そうはいっても，探していたし．
買ってはいけないんだもーんと心で唱えながら，結構一所懸命探していたし．
でも，去年枯らしているし．
生花店で売っていたのより，姿も良くて２０円ばかり安かったし．

鬼の笑い声などに耳を貸さず，誓うんだ．

来年も咲かせてやるゾ！

就寝した時点で，すでに新年だったわけだが，３８時間近く眠っていなかったにも関わらず，初日の出を見ることができた．山の端でも水平線でも地平線でもなく，ショッピングモールの建物からのお出ましだったが，日の出は神々しい．
食事もしないまま出かけ，９時半頃に帰宅したときにはさすがに空腹で空腹で．最近腹が減るたびに思うのだが，中居くんはこの状態で半年間，仕事をしてきたのだなあ．寝ているとき以外腹が減っているって，どんなだ．彼を追って体験してみようとは，思わないが．実際，雑煮を食べれば，腹の皮が張ると目の皮がたるむで，日没まで惰眠を貪った．

ところで，右京さんの次なる相棒は誰だ？

紅白は白組の勝利．

間もなく今年が終わるのだが，３６時間寝ていない．
昼間スーパーをウロウロしていたら，足元が揺れていた．

明日が来ることに感謝を．

夜が明けることに希望を．

深夜から早朝にかけて，『砂の器』７話から最終楽章を見る．急に，今西と吉村が出て行った後，震えながらドアの鍵をロックし，「僕がやりました」と呟くシーンが見たくなったので．そのまま最終楽章まで一気に見た．うん．

以前にも見ているはずなのに，記憶が曖昧．なので，最終楽章でのジャイさんのやりたい放題に，初めて驚いた．
ジャイさん，交響曲『宿命』を映像で見せようとしている．本浦親子が出奔してから三木に保護されるまで，ほとんど台詞がない．延々，放浪シーンと音楽のみが続く．映画館でならともかく，お茶の間に向けてこれを流すとは．ＴＢＳも太っ腹だ．ＮＨＫならいざ知らず，民放９時の枠で，よくやったものだと，今頃驚く自分の間抜けさが新鮮だ．

映画を意識して撮ったのだろうか．いつか大きなスクリーンに，これ以上の映像を創ってやると，誓ったのだろうか．

そんなことを考えながら短い睡眠をとったら，木村くんが夢に出てきた．

年末だというのに掃除をするわけでもなく，外を歩き回って夕方コンビニに寄ると，日刊スポーツの一面に，めったにお目にかかれない写真が．

自分たちのフィールド外で握手するツートップ．

買った．

『スマスマ』の前に第１話を見る．三木殺害に至るまでの，恐怖が狂気へと変わっていく過程を，目だけで見せた．他にもこうした撮り方があった．

「中居くん，目だけで演ってよ」と，カヌレでも食いながらジャイさん，言ったのだろうか．

さて，執拗なまでの殺害シーン．『白い影』スペシャルでの直江の入水と，七瀬のもとに運び込まれた女子高生（だったと思う）の出産シーン．『私は貝になりたい』の豊松の処刑シーン．

そのまま，見せる．

福澤さんは，人の生き死にに関しては，見る者の想像にまかせるというのが，嫌なのかも知れない．曖昧にしたくないのだ．生々しいので，好みの分かれるところだが，安易に生死を描かないという筋の通し方だと，わたしは受け取りたい．

ところで，もうひとつ．今日見たのが『砂の器』だったからなのかも知れないが，だから明日『白い影』を見たら，コロッと変わるかもという程たよりないのだが，医者でいたいからと自死する男より，他人の人生を盗んででも生き延びようとする男のほうが，好きだ．

チェンジブロックから後の，人間の姿をした絶望に逢うために，何度も映画館へ足を運ぶ．その絶望の名前は清水豊松なのか，中居正広なのか．

両方かも知れない．

「捨て身」と，脚本の橋本先生は評されていたが，役に取り込まれたのだろう．自分の人生がいかについていなかったかを綿々と話し，ついには人目も憚らず声をあげて泣く．おそらく実際に泣いたのだ．映画という虚構の世界でのことであれ，初めて見る中居正広という人の姿だった．

何かをぶつぶつと呟きながら処刑場へ向かう場面から，ロープの輪を見上げるまで，彼のヒトという動物を人間たらしめていた感応は全て失われていた．黒い布を被せられる直前，写真を見て微笑んだ刹那に，彼の人間は戻ってきて，死んだ．

「貝になりたい」と書き遺した男にとって，はたしてそれは救いだったのだろうか．

漆黒の真球のような絶望を深く抱きしめたい．わたしにとって，この映画を見る目的は，ここにある．

昨日書き忘れた．
黄桃を買った．

黄桃を何と読む？白桃がハクトウだから，オウトウか．
わたしはずっと，キモモと呼んできた．けれど，シロ
モモとは言わない．

子供の頃，ミツマメの缶詰には，白桃と黄桃が入って
いて，黄色い方がわたしにとってランクが上だった．

そうそう，黄桃がキモモなら，白桃はスイミツトウと
呼びたい．

何にもないと，カオナシのようで心許ないので，
パクって描いてみた．（何を？）

先週のきょうは，楽園にいた．
この一週間，会社勤めの日常は，いつもと同じ早
さだったが，ライブからは，とても長い時間が過
ぎた気がした．

楽園は遠きにありて思うもの，なのか．

そういえば，初めてのライブだった一昨年の日産
スタジアムでは，スタンドに煌めくペンライトの
さざなみを見て，ホタルイカ漁のようだと思った
ものだ．

忘れた頃にやって来た楽園．来年はぜひとも来る
べき時に来て欲しい．

朝，目が覚めたら，頭は気持ち悪くないが，体が重いこと．昨日の元気の残りを搾り出して会社へ．
今日はどうしてこんなに届け出が多いのだろうと，いささかブーたれそうになって気が付いた．昨日，休んだからだ．今日の前の日が一昨日だと思っていた．

昨日が別の現実世界のよう．雑誌の袋とじのページ．
昨日が閉じられた時空間で，目が覚めたらライブの初日．帰宅して眠って，目が覚めたら，ライブの初日．
これが１週間くらい続いたら，しあわせだろうな．

先日，ユージン･ミヨコさんが誕生日を迎えたのを寿いで，ファミレスでお祝いをした．付き合って４０年近く．気を使うこともなく食いまくってくれ，気持ちが良い．昨日の私が今日の私に繋がる．

　　　　　　言葉を綴ると，しあわせがこぼれてしまいそうだ．

集合住宅なのに，近所の迷惑を顧みず，早朝から洗濯機を稼動．土曜日は晴れたのに，寝過ごしてしまったので，出勤前に洗濯しなければならなくなった．
本当なら今日は計画休暇を取るはずだったのだが，課長にお願いして明日に変更させてもらった．

明日は東京ドームだ．ライブだ．

会社帰りにＣＤを買ったのだが，べらぼうに眠いのだ．
明日は今日より早起き．早朝に，聴く．

昨日テレビで『朝バナナダイエット』なるものが紹介されて，「もう，バナナがあっという間になくなったって」とＡ子さんが言っていた．
銭湯の帰りにいつものスーパーで買い物をしたら，果物のコーナーからバナナだけが，キレイさっぱり姿を消していた．ここ何週間か，朝にバナナとダノンビオ（無糖）を食べるのが習慣になっていて，お腹の調子も良いような気がしていたのだが，迷惑な話だ．仕方がないので，干しプルーンを買った．でも，バナナがいい．

バナナ，戻って来い．

誰も彼もバナナ食って痩せらると思うなよ．